調教部屋第2部 リリ視点 第5話「浣腸」あたしはマドカ、いや、クロのお尻を見て、ある種の懐かしさをおぼえた。コンプレックスであるけつ毛の生えたケツを見せて恥ずかしがっている顔がたまらない。 性格もなにも最低なクロだけど、顔だけは整っていて、あたしよりも少し大人っぽい輪郭ですらある。 『こうやって黙ってるとかわいいのに。』 マドカ「・・・死ね」 久しぶりに感じる反抗的視線。大義名分としては、親友へのイジメを完全に無くすことなんだけど、依然の仕返し調教とは比べ物にならないくらいゾクゾクしてきた。 あの時からちょっと、このクロの事が好きになってきてるのかもしれない。ほんのちょっとだけ・・・。 『あ、そうそう!』 あたしは自分の鞄を漁る。 近所のおばさんの薦めでママが渡された、便秘が和らぐっていう漢方の注入軟膏。ただ、この薬が副作用でかなりガスが溜まる。あたしも便秘気味で使ったんだけど、どうも効き目が無く、そのまま鞄に入れていたものだ。 いじめっ子達に気づかれないで良かった。サイドポケットまでは視野に入ってなかったみたい。 マドカ「な、なにするんだよ今度は・・・?」 少しオドオドとこちらに一別するクロ。強気な怒気の中に恐怖の感情が見え隠れしている。 『”あの時”と同じだよ。ただ、今回のはもっとすごいかもだけどねw』 軟膏の蓋を外し、クロの肛門に挿す。「ぐぅ」と声を漏らすクロを後目に、軟膏の膨らみを力強く押してあげた。 『はい一本〜。』 必要以上に苛めたくなって、2本、3本と軟膏を注入する。まぁ、死にはしないだろう。 マドカ「うっ・・・まさか、またおならの・・・?」 『もう溜まってきちゃった?最後の一本・・・。』 ぶっ!ぶぼっ!ぶすぅううううう・・・ぶぶぶぶぶぶっ。 軟膏を挿しているにも関わらず、下品な音を肛門から、軟膏の液と一緒に噴き出すクロ。あたしはクロに寄りかかりながら大笑い。囃し立てるようにお尻の右側をペチンと叩いた。 『ははははっ!あの時よりも出てない!?』 マドカ「ぐぅ〜〜!!この変態!きちがい!死ね!!」 あの時の屈辱が蘇ってきたようで、あたしに罵声と放屁を涙目で浴びせてくるクロ。やはり4本は相当だったようで、しばらく止まらなくなるほど継続的に空気が吹き出てきていた。 『これは、あんたのスマホに記念として撮っておきました〜。』 |