調教部屋第2部 マドカ視点 第18話「交渉」**************** *展開あらすじ いじめられっ子リリ vs いじめっ子マドカ スミカ リリは親友を守るため、マドカ、スミカの恥ずかしい姿を記録して脅迫、監禁 ↓ 上手くいっていたが、マドカはリリの親友の恥ずかしい姿をネタに脅迫 ↓ 親友の動画がネットに流れないようにするには、マドカがパスワードでアカウントログインし、その動画を削除 するしかない。 ↓ 10時以内に消せなければ、タイマー設定で自動的に動画が公開される *リリの所持品 ブルマーにスミカのシャツ。スミカから奪ったスマホと自分のガラケー 脅迫材料:マドカスミカの恥ずかしい動画と、それをコピーしたポスター等 *マドカスミカの所持品 無しで全裸。マドカは手足拘束。スミカは媚薬の効果で力が入らない状態。 脅迫材料:リリの親友の恥ずかしい動画。10時に公開予定 ******************** リリ「あっ、あああっ・・!」 リリはスミカのスマホを、大汗をかいて取り出す。 さっきのあたしのアカウントへ入ろうとしてるようだが、そう簡単に素人がパスワードを入れられるわけが無い。 さっきぶっ壊したあたしのスマホからならまだ入れたけどw 『無理だっての。あたしの力が必要でしょう?どうするの?』 言うのも聞かず、リリはスマホと教室の時計を何度も見比べる。10時といえばあと2時間半ほど しかない。 『いいの?あんたのダチの恥ずかしい姿が世界中に晒されるわよ?』 聞こえてるのか聞こえていないのか、どうも無駄な足掻きを繰り広げている様子。 あまりの優柔不断さにため息が出てくる。 『もういいわ・・・。スミカ、コンピュータ室のあたしらのデータ消してきてくれる?』 まだスミカも力が出ないようだが、小学1年の女子くらいの力はあるようだし、あたしらの脅迫材料を回収 することは可能だ。 リリ「あ、だめっ!」 交渉カードを失う焦りと、目の前の親友の尊厳の損失の板ばさみに、声だけで抵抗するリリ。 『大丈夫だよ、お前の持ってるスマホにもあたしらの裸があるかもしれないし、そのスマホとあたしのパスワード交換すれば いいだろ?』 混乱気味のリリをよそに、勝手に交渉と処理を進めるあたし達。どう考えてもリリが理不尽に不利になっているのに、 リリは目の前のスマホに夢中で、それに対して頭が回っていないようだった。これは好都合。 ----------------------------------------------------- スミカ「起動できる全部のPCとデジカメ調べてデータ消したわ。印刷されたのはこれ。」 横になっているあたしの顔の前にどさりと置く。あたしがケツを振っている姿のポスター、こんなのを目の前に 置くとか、やっぱりこの高飛車女は最低だ。 一方、未だにスマホをアホみたいに弄り続けているリリ。もう1時間くらいこの調子だ。どれだけ諦めが悪いんだか。 『もう分かったろ?まずはスマホと、あたしらの姿をとったデータを全て出して。それとパスワード交換するわ。』 手錠を外してもらうのはあとだ、きっと先に外させようとしたら2対1になってしまうからさすがに警戒するだろう。 順番を追っていけばうまくいく。 リリ「・・・い、今持ってくる。」 ---------------------------- リリが持ってきたのはあたしのケツ穴が丸映りしているであろうVHS2本。偽者かも知れないから一応スミカが確認。 本物であるのを確認してからリリにぶっ壊させる。 『他にはもう無い?』 リリ「な、無いよもう!」 小走りするように足をそわそわと動かしながら時計を見ているリリ。・・・あと1時間。 この様子だと変な工作する余裕はこいつには無さそうだ。この様子ならイケるかも。 『あたしがパスワード入れるから、手錠外せよ。解除できないぞ。』 暫し警戒するリリ・・・しかし、時計を見て致し方なくといった感じであたしの手錠に鍵を入れる。 あたしは開放された手でリリの頬にコブシをぶち込んだ。吹き飛ばされ教室の壁にしたたか頭を打つリリ。 『くっそっ!!調子乗りやがって!!』 スミカ「こいつどうする?」 スマホを取り返しながらリリの頭を踏みつけるスミカ。完全とまではいかずとも、少しクスリの効き目は 弱まってきているようだ。 『スマホにあたしらの画像ある?』 スミカ「ん〜無いみたいね。」 確かに、あたしらの裸体撮影はあたしのスマホだけでやっていた気がする。これでもう脅迫材料は無くなった。一応帰りには もう一度確認してまわるが・・・。 リリの服を剥ぎ取り全裸にさせるスミカ。最後にとばかりに、少しバランスを崩しながらリリのケツを蹴る。 スミカ「着替えと、あとジュース買って来い。あと1時間しかないわよ。」 リリを全裸のまま廊下へ蹴り飛ばす。その姿にあたしは大笑い。 今回は”制限時間”という焦燥感で、交渉という意味ではこちらが全く有利に働いた。 結局のところ、あたしらは服と脅迫材料全てを回収し、リリは"友人の動画"という人質を残す形となった。 ------------------------------ リリ「は、はいどうぞ。」 息を絶え絶えに、左頬を腫れぼったくさせながら、ぼろぼろのジャージとペットボトルのカルピス2本を 差し出す。 スミカ「はぁ?何でカルピス?」 全裸のまま正座させたリリを、あたしらは服を着ながら見下ろす。 『あぁ、のど渇いた・・・。』 手を伸ばそうとするあたしの手を制すスミカ。 スミカ「あ、待ったほうがいいわよ。さっきこいつに睡眠薬飲まされたわ。」 ビクンと反応するリリ。 スミカ「ドリンク買わせたのはこれが目的よ。睡眠薬でも入ってたらこの動画、消さないつもりだからね?」 小さく震えるリリ、その震えた唇をなんとか動かす。 既に主導権を握ったのはあたしらであるという構図が明確になってきているのを実感した。 リリ「い、入れてないよ・・・!た、タブが未開封だから分かるでしょう・・・?」 あからさまな弁明が又怪しい・・・。あたしとスミカは顔を見合わせて一緒にフタを開ける。 カチッ、プシュッ・・・・。 なるほど、確かにフタは未開封みたい。が、スミカは不信の目をリリへ向け、ペットボトルを閉めるとリリの腹部へ投げつける。 「うごっ!」というリリのアホ声にあたしは噴き出した。 スミカ「ほら、飲みな。毒味よ、ど く み。あんたのも飲ませた方がいいわよ。」 あたしもリリへ強めに投げつける。左手首に硬いキャップ部分が当たったらしく、痺れるのか右手でその部分を 押さえる。 スミカ「これでアンタがどんな理由でも眠っちゃったら、動画は公開。あんたは・・・そうねぇ。 その格好で電車の終電にでも放り込んであげるわ。」 『はははっ!それ傑作!』 リリは手を震わせながらキャップを開ける。酒でも飲むように少し啜るが、スミカが「もっと飲め」と顎で指示を する。仕方なく2口3口と飲むと、キャップを閉めて口をぬぐった。 その間、リリの顔をじっと見る・・・。リリは不安そうに時間を気にしているが、眠くなったような気配は無い。 あと30分ほどでタイムアップ。 リリ「あ、あの、はやく動画の削除を・・・。」 スミカ「馬ぁ鹿。飲んでから10分は待たないとだめでしょ?それに、5分ありゃあ消せるわよ。もう一本飲みな。」 同じ要領でもう一本のカルピスを啜るリリ。同じようにふたを閉め、右手側にペットボトルをちょこんと置く。 リリ「お、お願いします・・・。あたしのお友達は関係ないんです。動画を・・・。」 スミカ「うっさいわね。」 そのとき、ふと気づく。 『あ、そうだ、こいつメンヘラだからミンザイ(睡眠導入剤)飲みなれてるかも。10時ギリギリまで待ったほうがいいかも。』 目を丸くするリリ スミカ「ははぁん。なるほどね。毒味させられても、自分なら耐えられると思ったわけね?」 リリ「ち、ちが・・・。」 『それじゃああと25分くらい、待ちましょうか♪』 涙目になりうつむくリリ。こりゃあ図星か?まぁ、もう少しで分かることだ。 ------------------------------------ 10時3分前・・・。全裸正座のリリは瞼が重くなるどころか、焦燥感で慌てふためいていた。 『なんだ。本当に大丈夫だったか。』 スミカ「ちょっとつまらないわね。まぁいいけどさ。」 ジャージを着たあたしと、リリのブルマーとシャツを着ているスミカ。 正直、自分の仕掛けた罠で眠りこけてくれれば面白かったんだが。この裸の馬鹿は大丈夫そうだった。 リリ「は、早く!早く消してっ!!!」 堪らなくなったリリは立ち上がろうとして、足の痺れにその場へ倒れ込む。滑稽な姿にあたしは爆笑。 『んじゃあさっそく・・・。』 そう言いながら、あたしはスマホを起動すると、ログイン・・・することもせずリリに放り投げた。 呆然と画面とあたしを見比べるリリ。まさにアホ面。 『パスワード忘れちゃった。』 少しの間のあとに、スミカは大笑い。あたしもつられて爆笑。 時計は丁度10時を指し、リリはスマホの画面を呆然と見ていた。 『んじゃまあ、友人の裸踊りが無事世界中に広まったって言うことで乾杯しましょう!』 呆然とスマホの画面を見ているリリを尻目に、ペットボトルを2本取ると、一本開けて喉を鳴らしながら スミカに残りの一本をパス。 リリの腑抜けのような顔を見ていると、今までのはずかしめの反動ですがすがしい気持ちになる。 調子に乗って、あたしはリリにちょっかいを出す。 『さぁ、リリちゃん?今の気持ちはぁ?』 リリ「良かった・・・本当に・・・。」 『よ、よか・・・?』 頭がグラッと揺れたと感じたとき、既にあたしはそのまま意識を失っていた。 ------------------------- |