リリ「とりあえずチビも呼ぶかぁ。」

   クロもポチもすっぽんぽんで放置されているのでどうせ逃げないと踏んだ あたしは体育館裏に向かったが、チビは大変なことになっていた。

  チユミ(チビ)「いやっ!やめてよぉ!!」

 鉄柵に上がった状態で、チビは肉食獣に襲われて 木の上に逃げ込んだ猿のようにおびえていた。
 柵の下には、ギャラリーが出来ていた。さっきまでいた女子高生 の人数は倍に膨れ上がっていて、遠巻きに男の人や小さい子たちがその様子を見物していた。
 チビは、登ったはいいものの、降りるのが出来ずに結果として公衆の面前に「チビ 12才」 と落書きされた尻を見せつけてる状態になってしまっていた。

女子高生「やめてじゃないでしょ!?あたしら何もしてないし!!」

 確かにチビは自分から尻たたきを見せてきたわけだし、ただ単にギャラリーは 観ているだけのようだ。多分触られたりはしたのだろうけど・・・。 いじめてた女子高生を除く周囲も、何が起こってるかわからないので警察を呼ぶ者もいなかったようだ。

リリ「チビ〜どした?。」

 表情を緩みっぱなしであたしはチビの方へ行った。チビは肛門を丸出しのまま涙目になっていた。

チユミ「うぅぅ〜っ!ご主人様ぁ、降ろしてくださいぃ〜。」

 チユミは上下関係を察するが早いらしく、調教開始直後には自分よりも あたしを上の地位に置いたようだ。いじらしいほど従順している。

 ポチもこれくらい素直なペットになれば可愛がるのに・・・。

リリ「ほら、つかまりな。」

 あたしはわざと優しい表情でチビをこちらに降ろしてやった。 チビは安堵の表情であたしに抱きついて離れなかった。

チユミ「うぅ・・・いろんな人が、あたちのおケツの穴 見て笑うのぉ・・・。」

 未だに女子高生達はチビをじろじろ見ている。 あたしは一緒に体育館に入って、見られない位置まで誘導してやった。

リリ「これで分かっただろ?お前は今、あたしがいてやらないと 大変な事になるんだ。だから、しっかりとあたしの言う事聞くんだぞ?」

 チビは何度も何度も首を縦に振った。こういう金魚の糞みたいな女は 簡単に堕ちてしまって面白い。ここで変な入れ知恵をしてやることにした。



リリ「多分、あのバカ二人は起きたら変なこと考えると思うんだ。 だから、今起きてるポチに『これから何するつもりか』を聞いといて欲しいんだけど、 出来る?」

 チユミは俯いていた。今の現状を打開するには「2人と協力」したほうが 良いと思っているのだろう。そこであたしは飴とムチを指し示してやる。

リリ「もしも、あたしを縛りたいなら、自分達を収めた全ての写真と映像を 見つけ出して処分しないと、ネットに流れちゃうのは分かるわよね?」 チユミ「・・・うん」

 チユミは小さく頷いた。あたしを捕まえてボコボコにするにしても、 自分達の痴態を収めたデータを全て処分しなければ、あたしが死なない限り インターネットに流れる事になる。

リリ「チビには言っておくけど、休み明けに あんた達のお下劣画像は自宅のパソコンからネットに流れるように 設定してあるの。だから、その日にあたしは自宅に戻ってそれを解除しないと 偉い事になるんだよ?あんたら3人で全部解決できるかしら?しかも家には 親が出張でいないから入る事も出来ないわ。」

チユミ「・・・」

 全て嘘だ。今回は突発的にやったものだし、そこまで用意周到には 出来ていない。デジカメとかも、携帯以外は学校のものだし・・・。 リリ「だから、あんたがあたしに従えば、酷い事は 他の二人にやらせるから。罰も軽くしてやるよ。」


 チビはしばらくの間考えていた。

・・・しばらくすると小さく頷いた。  



*描いてた奴をUP。これでチビを
取り入れることに成功したわけだけど、これからどういう展開にしようか。
変なサスペンスっぽくならないように気をつけないとね(´〜`;)
マドカの件・・・前半はそのままにしてゆくゆくは剃ります。
剛毛ファンもいらっしゃるようですんで。

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