レズ小説、野外露出

夢から醒めて



氷見ユウカ(17)

たかこ「おねえちゃん!おねえちゃん起きてよ!」

 倦怠感を抱きながら目を開けると、周囲は暗く、 電灯の光がちらほらと光る中、目線の中心には 大きな影が象られていました。

『・・・ふぇ?』

きょうか「ふえじゃないよ!おねえちゃん! ひとしきり暴れたと思ったらいきなり倒れちゃうんだもの!」

 女の子達が看病(?)してくれたらしく、わたしのおでこには水が入っている缶があてられていて、 ひんやり冷たい。どうやらけっこう長い間休んでいたようだ。(ほんとに長い間休んでて申し訳ない(´〜`;管理人)

 さっきまで同年代の女子高生に苛められてたのは夢だったらしいです。
ふと期待がよぎって自分の身体をぼんやりと見たが、残念ながら視界は肌色一色・・・。 素っ裸なのは夢ではないようでした。

だが、股間にセミを入れられたり、排便してしまったことが夢だっただけでもホッとしました。

ん?

暴れた・・・?

  みきこ「おねえちゃん凄かったよ!だって、踊りを教えてくれたり、  スゴイ場所でおしっこしたりするんだもん!」

 無意識に心臓が高鳴る・・・。

何かが次第に思い出されていく。

 ふと顔を横に向けると、女の子の誰かが持ってきたと思われるデジカメ、 そして使い捨てカメラ。

 みるみる自分の顔が高揚してくる。

思い出した・・・!というより、思い出してしまった・・・!

それと同時に、デジカメのモニターも再生されました。

みんなで観覧会をする様子ですが、わたしはその画面を見たくなかったです。




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 わたしは水を飲み終わった後、またひっそりと隅っこにしゃがみこみました。
その状態でまもなく、ちびっこ女の子達が4人、キャッキャキャッキャと 楽しそうにこちらに来ました。

たかこ「あ!おねえちゃんいたよ!?」

 先に、声の大きいたかこちゃんがわたしを見つけました。 わたしは人差し指を立てて静かにするようにジェスチャーをします。 まだ誰かいるかもしれないのに・・・。

きょうか「よかった〜、帰ってたら遊べなかったもんね♪」

すっぽんぽんで帰れるわけ無いです。わたしはむっとした表情でちびっ子たちを 見ます。

みきこ「おねえちゃんお腹すいてるでしょ?  おにぎりとから揚げ君買ってきたからあげる!」

ユウカ「そんなのいいから早く服返してよぉ・・・。」

 すねようとしたわたしでしたが、半日ぶりのご飯を視覚で確認したとたん、 きゅるるるっとお腹の音が鳴りました。ちびっ子たちはニタニタして食べ物を 差し出してきます。

たかこ「おとなの人が大好きそうなジュースも買ってきたよ!食べて食べて!」

 一度手が伸びると、あっというまにわたしはおにぎりを頬張り始めます。
おにぎりをくわえたままジュースのタブを開け、おにぎりを無理矢理口に詰め込んで ジュースで流し込みます。

 お腹に加わる重量感に快感をおぼえながら、わたしはからあげも口にほおりこみます。 見てる女の子は最初はびっくりしてましたが、次第に笑みを浮かべていきました。わたしが 食べ物を気に入ってくれたと思って喜んでいるようです。

 食事している間に、朦朧とした意識が明瞭になってきて、五感が正常に反応してきた頃、 何か違和感を感じてジュースの缶を見ました。

野外露出

ユウカ「お・・・おさけ!?」

 私の持っている缶はチェリーのカクテル。
しかも、結構なものを買ってきたらしく、アルコール度数も普通のチューハイよりも 高いです。

きょうか「パパが言ってたの!『お酒は大人の飲み物だよ』って。」

 気付いた頃にはもう遅く、エネルギーを吸収しようと躍起になっている胃袋が、 アルコールを率先して吸収していくのを感じました。っていうか、それでなくても わたし、お酒なんて初めてこんなに飲んだんです!

ユウカ「ふぁ・・・もう回ってきたぁ。 あのね、お酒は20歳過ぎてる人しか飲んじゃいけないんだよ!? わたしはまだ未成年なんだから・・・もぉ・・・。」

 クラクラと世界が回りだすにつれ、わたしは気持ちとは裏腹に多幸感に包まれました。 まるで今なら何やっても大丈夫とまで思っています。
 これからが、忘れられた情けない記憶の始まりでした・・・。




*1日ごとにさくひんUP予定♪
ちなみに、このイラストだけはパソコンに直書きしたやつですがすんませんです(´〜`;)
・・・にしてもほんとに久々ですな。




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